捨てられない

私が小学生に上がる前から小学校1~2年生の頃まで、1人でバスに乗りよく祖母の家に遊びに行った。

 

そこは漁師町なので夏になるとよく浜沿いに昆布を干して浜一面が昆布で敷き詰められ昆布色になる。

祖母は親せきの漁師の家の昆布干しを手伝っていたので、小さい頃は昆布と海が遊び相手だったような記憶がある。。。

 

私の母親が祖母の事を「ばば」と呼んでいたので祖母を「ババちゃん」と呼んでいた。ババにちゃんを付けて呼んでいたのだ。。。

 

 

もうその祖母も他界しており小さい頃の懐かしい記憶です。

 

よく祖母の家へ泊りに行くと、ご飯を炊いたお釜にこびりついたご飯粒を水で潤かせてひと粒もこぼさないように手につまんで食べていた祖母を見ていたのであ~~る。。。

 

「何してるの?」と聞くと、「一粒のご飯も捨てるともったいないべ~~」「ババの子供の頃は、飯は食えなかったんだべ~~」とよく言っていた。。。

 

そんなことを聞いていたからか。。。?

 

娘がお弁当のご飯を残してきた時は、ご飯が捨てられず夕ご飯に自分が食べてしまっている。。。か

 

娘に食べさせる。。。

 

なかなかご飯は気安くゴミ箱へほうり込めない。。。腐ってる以外は。。。

 

腐っていてもご飯は捨てるのに躊躇してしまう。。。

 

そんな話でした。。。