旧奈良監獄 奈良少年刑務所
明治五代監獄の一つで有名な旧奈良監獄へ行ってきました。
11月23日・24日・25日最後の一般公開が行われました。
記憶では住田すえさん著書 「橋のない川」で主人公が一時期奈良監獄に入れられてしまった話(間違ってたらごめんなさい)があり、これは見とかなあかん。。。と思いまして26日クラブツーリズムさん限定の奈良監獄ツアーに参加してみました。
明治41年に完成し、昨年3月まで奈良少年刑務所として使われていました。
ハビランドシステムと言う放射状に広がった作りで、看守塔から独房が見渡せるようにできております。
ひとつひとつ囚人たちが手作りした煉瓦だそうです。
煉瓦作りですが屋根は瓦 。。。明治という時代に合った建物ですね。
レトロな建物もいいですね~~。高級感がありますね。。。
日本政府は奈良監獄を監獄近代化・西洋化の歩みの到達点とし、明治43年にロンドンで開かれた日英博覧会に模型を出展した。現在も竣工時の様態がよく残り、日本の近代化の一側面を示す遺構として貴重である。
日本の近代化は外国に追い越せ、追いつけで必死だったんでしょうね。。。
平成20年には752人の受刑者を収容したそうです。
京都拘置所の下部機関として奈良拘置支所を同地に設置、未決拘禁者を移管。
キリスト教、仏教、天理教などが書かれ、カーテンで仕切られた部屋。
懺悔室。。。?
病監浴場接見所?
名称に「少年」とあるが収容者の大半は20歳代前半であり、10歳代の者は数えるほどしかいなかった。
犯罪傾向が進んでおらず年齢が若いなど、更生の見込みが大きいと考えられる者を中心に収容し、伝統的に矯正指導が盛んだった。
名建築、五代監獄の中で残っている建物はここだけで、一庶民から言わしてもらえたら、残ることはうれしいです。。。
監獄ですが、日本の建築の財産と言うか。。。なくしてしまうのは切ないです。
(維持していくのは大変ですが。。。)