衰退にショック。

誰でも一度は両親の実家には訪れたことがあると思いますが、遠く離れているとやっぱり疎遠になりますよね。。。

 

私には妹がいましたが、血液の癌で札幌の病院に入院していて病院に行くため、登別にある父の実家に立ち寄っていたんです。

妹は3年という短い人生で、親元を離れ病院で過ごしていましたから家族の思い出一つ無かったことと思います。

 

 

妹が入院している間、父親の実家には小学校低学年の頃に3~4回程度しか訪れたことがなく、亡くなってからはそれっきりとなってしまいました。

 

父親の実家には石炭ストーブがあり、そのストーブの前にちょこんといつも座っていた父の母(祖母)。

はたから見て親子で話すこともなく、祖母からも私の名前を呼んで「おいで」とかもなく。。。ただ座っているだけの祖母でした。

祖母は何も言いませんでしたが、父にはかなり会いたがっていたようだと後で知り、子を思う母親の寡黙さ。。。昔の人って感じですよね。

祖父は父が11歳の時に亡くなったようで、父の兄が世帯主となっていたようです。

 

父の実家は父の兄夫婦と祖母が暮らしており、子供も4人いて大家族のイメージだったのですが。

 

うん十年ぶりに今回立ち寄ってみましが、突然連絡も入れず訪問したので家の中には入れてもらえなかったのですが、その衰退ぶりにちょっとショックを受けてしまいました。

 

父の兄も、祖母も兄のお嫁さんも長男の息子さんも亡くなっており一番下の四男しかおらず、一人で暮らしている様子で家の中も外からの見かけだけですが荒れ放題といった感じで。。。

 

見たくないものを見てしまった感じで、突然訪問したことを心の中で詫びました。

 

 

生きる目的があると人間はそれに向かって生きようとしますが、それを失うと落ちていくのが早いような気がします。