お父さん
今週のお題「おとうさん」という事で。
私の父は昭和6年生まれ。。。。
生きていれば御年87歳。。。母は昭和16年生まれなので、10歳の年の差となります。
49歳の若さで亡くなってしまったんですが、今自分が親になってみると父は幸せだったんだろうか。。。?とふと思ってしまう。。。
戦時中、預けられた家で布団をかぶせられ、棒で殴られひどい目にあったというようなことを母が話してくれた。。。
父からは小さい頃、戦闘機が飛んできてお母さん(祖母)に手を引かれ逃げたという話もしてくれた。
そんな生まれ故郷を離れ、母のいるど田舎にどんな思いではるばる来たんだろう。。。
そんな田舎で学もなく、船員やもぐり、冬になると内地(本州)に出稼ぎに行き。。。
給料もそのまま封筒で送ってくれていた記憶がある。。。
仕事から帰ってくると、決まって焼酎の一升瓶を出してコップに注ぎ、そのまま何も割らずに飲んでいた。。。黙々と。。。そんなお酒のアテが骨付きの鶏肉。。
キックボクシングが好きでキックボクシングがテレビでながれていると漫画を見ていてもチャンネルを変えられた。。。(子供ながらにま~しゃ~ないか~)と心で思っていた。
小さいながらも一軒家を建てる時、少しでも安く建てられるようにと 知り合いの大工さんに頼んだので、自分から率先して大工の手伝いをして基礎工事やくぎ打ちなど経費削減をしていた。。。
母に聞くと、車庫も(トタン作りですが)父が作ったと言っていた。。。今でもその車庫は健在。。。
いつも無口で、怒られた記憶もなく私にとっては優しい父でしたが。。。
母が言うには、若い頃は仕事から帰ってご飯が出来ていないと(母は内職に夢中になりご飯を作るのを忘れていたそう)よく怒られたという事を聞いた。
霊感も強く、よくそんな霊の話もしてくれた。
父が亡くなったてから、父の気配のする音を何度か聞いている。
家の前に車が止まって、車のドアが閉まる音と玄関の戸を開ける音。
明らかに誰かが家の中に入ってくる音。
見ると誰もいない。。。
夜階段の照明が付いたり。。。
父が帰ってきたんだな~~と。。。
子供ながらに親の背中は見ているもんだな~~~とつくづく思った次第です。
中学1年生になったばかりで、親子の関係は13年と短いものでしたが。。。
一生懸命家族を養ってくれてありがとう。