読書

ケモノの城

以前この街に住んでいた事もあり、ストーリーの中に吸い込まれるように小説の中に入っていけた。

 

暴力と虐待で押さえつけられると人間って逃げることすら出来なくなってしまうのかと虚しさを感じ、反対にコントロールする側の思考も誰もが持っているもので、何かの拍子に表面化もしてしまうのか?とも思ったりして人間って怖いなと感じた。

 

読み進めていくうちにもどかしい気持ちになり、本の中に入り込みすぎて you「警察呼んじゃいなよ」「早くそこから逃げちゃいなよ」と心の中で叫んでいて読み終わった後もモヤモヤ感が半端なかった。

 

それくらい入り込めた小説でした。おすすめ度⭐️5つ

 

 

ケモノの城 (双葉文庫)

ケモノの城 (双葉文庫)

  • 作者:誉田 哲也
  • 発売日: 2017/05/11
  • メディア: 文庫